万願寺トウガラシ
「京都の野菜」として知名度高い万願寺トウガラシ。
実は「京の伝統野菜」には入っておらず、「準ずる野菜」なんです。
ぷりぷりで肉厚、特有の甘みと風味にファンが急増中。
ピーマンみたいに肉詰めにしてもおいしいです。
とうがらしは中南米が原産。
日本には16世紀ごろポルトガル人が伝えたとされます。
「とうがらし」には鷹の爪のように辛~いものから、ピーマン、伏見、万願寺、鷹峯とうがらしのように辛みがあまりないものまで様々。
これみーんな、辛~いトウガラシを祖先に持つそうです。
というわけで、辛くない万願寺とはいえ、時々「辛~い」ものに当たることもあります。
万願寺とうがらしは「辛いことは全くないのでまるまま焼くのが一番」と言われて販売されるのをよく見ます。が、当たることもあります。。。
なお、辛み成分のカプサイシンは、種がくっついている白い部分(隔壁と胎座)で製造され貯蔵されます。どうしても苦手な方は、その部分をきれいに取り除くのが一番!
でもその部分は温め成分でもあるので、取るか残すか、悩ましいところです。両方とも、そのまま焼くのもいいですが(炭火焼きなんて最高です)、京のおばんざいの「おじゃこととうがらしの炊いたん(煮物)」もおいしいですよ。
最近はまっているのは、万願寺トウガラシの天ぷら!
サイコーです。
ちなみに京都ではピーマンの栽培はきわめて少なく、万願寺とうがらしや伏見とうがらしなどが京都で好まれて食べられているそうです。
ぶれない感じ、さっすが京都です・・・。
なに万願寺ですか?
甘とう美人ですか?