私たちの農場に関心をお寄せくださり、ありがとうございます。

現在、農場プロジェクトはいったん一区切りを迎え、農産物の販売は行っておりません。ただし、メンバーの持続可能な農業への思いは変わることなく、今は研究と教育というかたちで、その実現に貢献すべく取り組んでいます。

もし、持続可能な農法で生産された農産物を手に入れたい、それにより農山村の生態系や農業者の暮らしの維持に貢献したいとお考えでしたら、有機農業を含めた持続可能な農業に取り組む農家の方々が各地で活躍されています。さらに、そうした生産者と消費者をつなぐ「産消提携」に取り組む団体もあります。

京都にお住まいでしたら、以下3団体がおすすめです。ぜひ、そうした生産者の方々や団体とつながっていただければ幸いです。

京都オーガニックマーケットが始まります!

20141205

オーガニックな未来へ~0.5%の有機農業の可能性

1970年代始め、世界で環境問題が表面化する中で日本の有機農業運動は始まりました。

安全な食べものを育むために消費者と生産者が共に活動し生産者と消費者が直接つながる産消提携という活動が生まれました。提携運動は世界の有機農業のモデルとなり紹介されていきます。

それから40数年が経ち、世界で有機農業が盛んになる中で日本の有機農業は伸び悩んでいます。安全な食べものづくりを目指す人々が増え始めている現状もありますが、全国の有機農家の数は全体の0.5%。有機農産物が栽培される面積も全体のわずか0.4%に過ぎず、先進国のみならずアジアの中でも少ない現状があります。

先進国で一番、有機農産物栽培面積が多いイタリアは全体の約9%、ドイツ(約6%)イギリス・フランス(約4%)が後に続きます。

歴史的には古い日本の有機農業も世代交代の時期に入り始めました。その中で若い有機農業者が横につながる機会が減ってきている現状もあります。さらに消費者とつながる機会も少ないのも事実。ほならそこら辺ちょっと変えるために集まろーなということで今回、京都でもパタゴニア京都さん主催でオーガニックマーケットを始めることになりました!

12月20日、新風館で開催です!ぜひ一度覗いて下さい!

 松平尚也(耕し歌ふぁーむ・有機農業者)