私たちの農場に関心をお寄せくださり、ありがとうございます。

現在、農場プロジェクトはいったん一区切りを迎え、農産物の販売は行っておりません。ただし、メンバーの持続可能な農業への思いは変わることなく、今は研究と教育というかたちで、その実現に貢献すべく取り組んでいます。

もし、持続可能な農法で生産された農産物を手に入れたい、それにより農山村の生態系や農業者の暮らしの維持に貢献したいとお考えでしたら、有機農業を含めた持続可能な農業に取り組む農家の方々が各地で活躍されています。さらに、そうした生産者と消費者をつなぐ「産消提携」に取り組む団体もあります。

京都にお住まいでしたら、以下3団体がおすすめです。ぜひ、そうした生産者の方々や団体とつながっていただければ幸いです。

味噌造りの会、ありがたくも盛況に終了しました。

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味噌造りの会、ありがたくも盛況に終了しました。
キッチンハリーナさんからのすてきなレポートをシェアします~。

みそオタクの耕し歌ふぁーむ農場主の松平からのよもやま話も楽しんでいただけたようで良かったです~。

以下にそのポイントを少しシェア。

★味噌の効用

「医者に金を払うよりも、みそ屋に払え」
とは、江戸時代のことわざです。

『本朝食鑑』(1695年発行)によると、「みそはむかしから上下四民とも朝夕に用いた」もので、「1日もなくてはならないもの」であり、「大豆の甘、温 は気をおだやかにし、腹中をくつろげて血を生かし、百薬の毒を 消す。麹(こうじ)の甘、温は胃の中に入って、 食及びとどこおりをなくし、消化をよくし閉塞を防ぐ。元気をつけて、血のめぐりをよくする」ということです。

★激減した味噌消費

戦後、植物油と食肉・乳製品の消費が伸びた一方、味噌や醤油の消費は激減してきました。味噌消費量(年間一人当たり)は、1954年の5.53kgから2001年 の2.4kgと半分以下に減り、醤油にいたっては、同じ期間内で3分の1まで減少しました。

★おかず味噌、なめ味噌の文化

地方では、様々な郷土色豊かなおかず味噌・なめ味噌と呼ばれる加工 みその文化が育まれてきました。むかしはおかず味噌屋があったと聞いたこともあります。

しかし味噌消費が減る中でそうした文化も急速に失われつつあります。

耕し歌ふぁーむではフキノトウ味噌(先週21日は款冬華(かんとうはなさく=ふきのとうが芽を出す)でした)や、鉄火味噌等のおかず味噌の加工を細々と継続しながらその文化に思いを馳せています。

おすそわけ定期便でもおかず味噌が入ることもありますので、乞うご期待!

以下、キッチン・ハリーナさんの投稿です。
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今日の味噌作り講座、大盛況でした。耕し歌ふぁーむの松平さん、さぞかし準備たいへんなことでしたでしょう。ありがとうございました。塩切り糀と煮大豆をよくよく混ぜ合わし
、味噌いち君活躍ぶりに驚きながら、此処ぞとばかりに、味噌玉を投げつけながらならしていきました。作業の間も松平さんの味噌の四方山話満載。日本の大豆自給率は7%。 有機無農薬大豆に至ってはその中の1%と。どんどん割に合わない米作りを、手放さざるを得ない高齢化した百姓。糀などなおさらです。参加者一同、今ここ で、この材料で、自分達の味噌を仕込むことができた幸いを喜び、楽しみましたよ。持ち帰った3kgの味噌。それぞれの住宅環境の中で、じっくり熟成してく れることを祈っています。

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