私たちの農場に関心をお寄せくださり、ありがとうございます。

現在、農場プロジェクトはいったん一区切りを迎え、農産物の販売は行っておりません。ただし、メンバーの持続可能な農業への思いは変わることなく、今は研究と教育というかたちで、その実現に貢献すべく取り組んでいます。

もし、持続可能な農法で生産された農産物を手に入れたい、それにより農山村の生態系や農業者の暮らしの維持に貢献したいとお考えでしたら、有機農業を含めた持続可能な農業に取り組む農家の方々が各地で活躍されています。さらに、そうした生産者と消費者をつなぐ「産消提携」に取り組む団体もあります。

京都にお住まいでしたら、以下3団体がおすすめです。ぜひ、そうした生産者の方々や団体とつながっていただければ幸いです。

秋のどきどきコメづくり 風土の知恵を生かす

【秋のどきどきコメづくり 風土の知恵を生かす】
晩生(おくて・ばんせいと読む)という言葉が農家ではよく使われます。この言葉は作物やくだもので、おそく成熟する品種のことで、昔(明治以前)は晩生のコメをいかに作るかというのが篤農家の腕の見せ所だったと言います。
コメは寒さに当たると糖度が増し、甘くなります。つまり秋に適度に寒さにあてて収穫するということがとてもそこでは大切になってくる訳です。
今年初めて、コメ作りの最大の敵、難病であるいもち病に強いヤマヒカリという品種が育ちました。しかし9月の雨や不安定な天候でなかなか登熟せず、今週やっと稲刈りする予定です。鹿が群れで最近、里山の作物を荒らしており、ほとんど稲刈りが終わった京北でどきどきの登熟中です。。
あーこわ、夜に鹿に食べられる夢を見ることもしばしば。。

温暖化で京北でも黒田位朝晩の気温差がないとコメが上手くなくなってきたと近所の人がよく言うようになりました。夏の高温で乳白米が平野部では増えているようです。野菜ももちろん寒暖の差でおいしくなります。大根がそうで霜にあたると甘みを増す。黒田の標高は300メートル、長野や群馬の野菜の大産地にはもっと標高が高い所もありますが、こうした風土でこそ生きる知恵はコメ作りに関してはほとんどなくなっている現状があります。そもそもゴールデンウイークに田植えして9月に収穫するパターンが兼業農家では圧倒的に多いのげ現状なので、私もまだまだ生かし切れていないですが。。
下記リンクにあるようにコメどころの山形はまだそうした知恵を受け継いでいると言えるのかも。
http://www.yamagata.nmai.org/crops/umaimono/rice/rice.html

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