耕し歌ふぁーむは、京都市右京区、京北の黒田という里山にある小さな農場です。
農薬や化学肥料を使わない循環する「農」を目指して、米や野菜を育てています。
大地と人間をつなぐへその緒と呼ばれる食べもの。その食べものは、自然がもたらしてくれる恵みです。
お百姓さんは、米や野菜が元気いっぱい育つよう、少しお手伝いをしているようなもの。
土が健康で、植物や生き物の調和がとれた環境を保ち、自然の循環がうまくいくよう気を配りながら、米や野菜がすくすくと育つためのお手伝いができるお百姓さんを目指して、日々、畑に向かっています。
おいしくて元気たっぷりの米や野菜は、そんなわたしたちにとって最高のご褒美です。せっかくの自然からの「ご褒美」、たくさんの人と分かち合いたい-そんな気持ちで里山の豊かな実りを「里山のおすそわけ定期便」でおすそわけしています。
土や太陽のエネルギーを一身に受けた米や野菜はパワフル。
味は優しくてシンプル。それでいて滋味あふれる深い味。一口ごとに、からだにしみこんでいく里山のめぐみとの出逢いを、からだが喜ぶのが感じられて、食べるだけでなんだかうれしくなります。
健康的に育った米や野菜から人が受ける恩恵は大きいのですが、元気になるのは食べる側だけではありません。食べものを生み出す土も、山も、川も元気になり、喜びます。
里山が元気になるのです。
上流の里山が元気になれば、下流の都市部も元気になります。
食べものは、人と大地をつなぎ、里山と都市部をつなげてくれます。
つながることで、今よりももっともっと、元気な社会が作り出せると信じて、今日も田畑で土と向き合っています。