京こかぶ Kyo Turnip
真っ白な肌と鮮やかな緑の葉っぱのコントラストが美しいかぶらです。
肉質が緻密でやわらかく、繊細な甘みが特徴的で、根っこだけでなく葉っぱもおいしいことで人気のあるかぶらです。
お漬け物や生食に向いています。
2008年に「ブランド京野菜(京のブランド産品)」に認定。
(京野菜や果物など歴史に磨かれた特徴ある農林水産物の中でも、品質的・量的に特に優れたものが「ブランド京野菜」に認定されます。
京の伝統野菜13品、京の伝統野菜に準じる2品、その他野菜5品、野菜以外9品、加工品2品目、の31品が認定されています。
なお、京こかぶは「その他野菜5品」の中のひとつ)
===かぶらについて===
かぶらは、日本では最も古い時期から栽培されていた野菜のひとつです。
原産地については諸説ありますが、「根っこ」を利用するかぶらという作物として栽培されるようになったのは、今のアフガニスタンあたりだそう。約二千年前に中国に伝わり、日本へは7世紀後半に中国から伝わりました。奈良時代の693年にはすでに、五穀(主食)を補う作物として栽培が奨励され、「古事記」「日本書紀」「万葉集」などにもかぶらを示す記載があるように、古くから重要な野菜とされてきたかぶら。春の七草の一つとしても有名です(スズナはかぶらのことです)。
日本に入ってきた後、各地の風土に見合ったかぶらが育てられました。
中国や欧米諸国ではかぶらは日本ほど重要な位置を占めておらず、日本ほどかぶらの品種が多様な国は見当たらないとのことなのです。