「田んぼでいちにち過ごそう~草取りの巻~終了しました!」
田植えから約2ヶ月。稲はかなり成長し、大人の腰丈にまでなりました。
そんな中、2回目の草取り企画です。
当日は「ザ・草取り日より」と呼べるような晴天。
暑い暑い真夏の1日、いわゆる、「2番グサ」をせっせと引っこ抜く作業は、かなりの重労働です。
それでも、汗をたくさんかくのは本当にきもちいい。
いわゆる「雑草」の根張り具合から、その生命力に賞賛の想いすら抱きつつ、命の宝庫である田んぼに身をゆだねる-大地の暖かさと壮大な包容力を足と手に感じる「草取り」。この上ない瞑想の機会に、時間がたつのも忘れます。ただただ感じるのは、手足の暖かさと神々しいまでに緑色に輝く稲、青々と茂る「雑草」、そして、それらを産み育てる母である、田んぼ。
カラダの声にふと我に返り、腰を上げ見上げれば、真夏の空と青く深い山々。
こんなに暑い日でも、木陰に入ればとても心地よい風がほっぺたをなでてくれます。たっぷり汗をかいたあと、風を肌に感じつつ景色を堪能するのは、この上ないゼイタクだと感じる、そんな草取り作業です。
小さな子どもたちは、最初は泥の中に足を踏み入れてみましたが、そのうち水路でのクッキングに夢中になりました。
小さな人にとって、顔の高さほどもある稲の中は、まるで「未知の森」ですものね。
朝、めいっぱい草取りを堪能(!?)した後は、お待ちかねのゴージャスなお山カフェさんのお弁当。畑の旬の実りをここまでアーティスティックに変身させるとは、まさに魔術!
いろいろカラダにたまったものを放出した後にいただく恵みは、本当にからだにしみいります。あぁ、おいしい!
ランチの後は、子どもたちお待ちかねの川遊び。
先日の大雨で地形が変わってしまった上桂川でしたが、それでもめいっぱい楽しめました。、
ゴリをとったりどじょうをとったり。やごを見つけたり。
いつも思いますが、黒田の川はサイコー!
たっぷり遊んだあとはおなかがすきます。
おやつは、甘酒&バナナアイスクリームと、梅ゴマおにぎり、小豆玄米おにぎりでした。コメコメしたおやつです。
今回お聞きした感想&コメントは、とてもステキなものでした。
ぜひここでシェアしたいと思います。
・(無農薬でお米を作ることに)「たいへん」のひとことにつきますね。
・「どうしてこんなにおいしいお米ができるのですか?」
→むむむ・・・愛情!とお答えしておきたいと思います。というのは半分ジョークです。子育てでも言えることですが、どれだけ子どもと自分に愛情をかけられるか、ですよね。もちろん、寒暖の差が大きいという黒田という地域の特色も影響していると思います。
・初めての田んぼ、作業。お米をありがたいと思います。
・からだがプチプチしてくる。からだにとって、こういう作業は必要と思う。
・来られてよかった。足でバランスをとること、泥が足を持ってくれるという感覚は、普段ない感覚。街で暮らしているとからだの使い方が単純化してくる。パソコンとマウスしか触らない1日、など。こういう作業はからだが喜ぶ。こういう作り方している農家がいることはありがたいと思える。他のものづくりでも、きちっと作る作り手さんは少なくなってきている。
・食べものもモノも、1からつくる作業に関わると愛着がわいて、大切にしようという心が生まれる。世界中の人みんな、一人一人、小さなスペースでいいので自身の食べものを育てれば、戦争がなくなるんじゃないか!と思える。
・初めて田んぼにはいった。よく「お百姓さんは大変」と聞くけど、本当に大変だと思った。
・田んぼに足を入れるときの感触、泥の中でバランス取ること、草を引っこ抜く力、たくさんいる生きもの、子どもたち、もっと田んぼに入ったらいいと思う!
・学生と関わる仕事をしているが、最近心のバランスを崩す若者が増えている。田んぼにきて体験するというのもいいと思えた。
・小さな子どもたちと一緒に田んぼで作業したり、虫をとったり、ご飯食べたり、とてもステキだと思う!
などなどでした。
小さな子どもたちと一緒に過ごす田んぼでの1日は、本当にリフレッシュです。土と有機的につながると、人との関係だけでなく、自分自身との関係も有機的になる、と感じます。
こういう企画、今後も開催していきたいなーと思っています。