田んぼオーナープログラム:脱穀作業が終わりました!

脱穀作業が終わりました!

ひやひやハラハラの天気予報でしたが、なんとか雨は持ちこたえてくれ、「秋晴れ!」とはいかないまでも、すがすがしい空気の中脱穀作業が終わりました。

みなさま、お疲れさまでした!

今回は、昔ながらの脱穀方法(こきばし!や足踏み脱穀)はモチロンですが、加えて現代の脱穀方法(コンバイン)も併用するという、画期的(!)な方法で挑みました。

結果、1日で脱穀作業が無事終了し、なんと14袋ものお米がとれました。無農薬無化学肥料ではいい線いってると言えると思います!
すばらしい!

この、天日干しのお米、オーナーさんたちでわけわけです(*^▽^*)
汗と涙の結晶、ぜったいおいしいはずです!

さて「脱穀」とは、「乾燥させた稲の穂先から籾(もみ、もみ殻が付いたお米)を落とす作業」です。

昔の人たちはこの作業を「粒々辛苦」と言って、一粒一粒が苦労して育てたものですから、一粒たりとて無駄にはしなかったと言います。

脱穀に使う道具は、時代とともにどんどん進歩してきました。

歴史で習うので覚えていらっしゃる方もいるかと思いますが、最初は「こきばし」や「千歯こき」で外していたのが、昭和になって「足踏み脱穀」という画期的な道具が使用されるようになります。

しかし、今はもっぱらコンバインです。コンバインは、稲や麦を刈り取りながら脱穀までしてくれる機能を持った農業機械なので、昔の人たちの苦労はウソのように楽になりました。

さて、脱穀が終わったお米の状態は、「籾(もみ)」です。この状態では食べられません!

お米とは、

稲(わらともみ殻付きお米)
→脱穀(わらからもみ殻付きお米を外す)
→精米①(もみ殻付きお米から「もみ殻」を取り除く)
→玄米
→精米②(玄米から「ぬか」を取り除く)
→分搗き米or白米

という過程を経て、食べることができるようになります。

さてさて、とりあえずは、「昔ながらの脱穀」を行います。
どんなのかといいますと、

作業① 足踏み脱穀機(博物館で見かけるやつです)で稲架けしたコメを脱穀します。

ちなみに足踏み脱穀、回し続けるのに相当な脚力が必要です。
二人一組になり、一人が回し役、もう一人が稲の束を回転させながら脱穀を行います。

作業② 足踏み脱穀から、「手をすりぬけてしまった」稲なども出てきます。そんな稲ばかりを集めて、足踏み脱穀よりさらに昔の、かなり原始的な脱穀方法、「手でしごく」作業も必要となります。通称「後家さんの仕事(昔はこう呼ばれていたんです・・・)」も、とても重要なお仕事です。

作業③ ①②で脱穀された籾(もみ)を大きなざるでふるいにかけ、それらを「唐蓑(とうみ、これも博物館に展示されてます)」で稲を選別します。電気も使わず人力でハンドルを回すだけなシンプルな構造だというのに、これはスゴイ。ゴミや乃木=もみがついている枝のようなものが飛ばされ、「一等米」と「二等米」に選別されます。

この一連の作業ですが、かなり「労働集約型」な作業です・・・。

午前2時間が過ぎたというのに、まだまだ稲架けに山積みな稲。
この作業ペースでは・・・今日中に到底終わらない・・・のは明らか。
皆の顔に余裕の色が消えたころ・・・。

じゃじゃーん。
「現代のモダンな脱穀機」の登場です。
「ゴゴゴゴゴッッゴゴッッゴー」と、山の静寂を破る音。
そう、コンバインさんです。

モダンとはいっても、かなり古い型のコンバインですが・・・。

早い早い。絵本の「はらぺこあおむし」さながらに、稲をがんがん飲み込んでは籾がからっぽの稲わらをはき出していきます。

そのスピードアップ具合、威力たるや、「これほどまでに違うのか」とため息が出ます。「タイムスリップしたみたい・・・」との感想がでるほどでした・・・。

そりゃみんな使いたいはずやわ。

コンバインのおかげで、無事脱穀は終了。

牧歌的な「脱穀風景」は日本中ほぼなくなってしまいました。
その理由について肌で感じ、社会はその選択をしたのだと実感する瞬間でした。

果たして、
「その選択が社会にとっていいのかどうか・・・」
「その選択をしなければいけない社会は、人が幸せに生きられる社会かどうか」

それは私たち考えていかないといけない、とは思います。

さてさて、今回で「オーガニック田んぼオーナー」さんたちと共にお米を育てた5回シリーズのお米づくりが終了です。無事、たくさんのお米が収穫できて、本当によかったよかった。

お米づくりは長い人生の中の「たった一年」の経験です。

でも、一生のうち、何回お米を作ることができるかと考えてみると、おそらくがんばっても数十回。その中の貴重な一回といえる2016年の天日干し&無農薬・無化学肥料での、まさに「手間暇かけた」お米作りを、たくさんの仲間と一緒に行えてよかったなぁ、と思えます。

みなさん、お疲れさまでした!

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「博物館もの」の足踏み脱穀と唐箕(とうみ)。まだまだ使えるけれど、朽ちていってしまって、もうあと何年使えるのだろう。

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ガンガン回すには、結構な脚力が必要です。籾を持つ手は、高速回転する脱穀機に取られそうになるのを押さえるので、以外と腕力も必要。
本当は、一人で足踏みで回転させながら、脱穀するのですが、それには、脚力、腕力、背筋力、、、ありとあらゆる体力が必要!
一人では無理っということで、二人で分担しています。

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脱穀機からこぼれ落ちた籾、一粒とも逃さない!の精神で・・・

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脱穀後の籾は、「唐箕(とうみ)」にかけます。
かなりアナログな、人力だけの機械ですが、なかなかの優れもの。
一等米、二等米、ゴミ、に分けてくれるのです。
ただ、風が強すぎたり、弱すぎしてはだめです。
米を送る量も、微調整しなくてはいけません。
この部分を担ってくれたのが、子どもたちチーム。
実は一番重要な部分でもありますが、子どもたちに任せっきりでした!

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切りワラのベッドにワラかけっこ!
これはぜったい子どものうちにやりたいコトのひとつ。
大人になったら、「後がかゆいかも・・・」「ワラくず取るの大変・・・」「洗濯機がわらわらまみれやわ・・・」が脳裏によぎり、ここまでできません(*^▽^*)

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実りの秋、満喫です。

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ランチは、地元の農ママたちと結成したお弁当屋サン、「にじいろごはん」のお野菜&愛情たっぷり弁当!
おいしかった~。子どもたちもぺろり。

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たっぷり働いたので、三時のおやつも大事です。
サツマイモの豆乳タルト。畑とつながるカラダに優しいおやつです。

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