鷹峯トウガラシ
Takagamine Pepper

鷹峯トウガラシ(たかがみねとうがらし)Takagamine Pepper

鷹峯とうがらしは、京都市北区鷹峯で1943年(昭和18年)頃から栽培されている甘とうがらしの一種です。
栽培の歴史としては比較的短いのですが、特徴ある美味しいとうがらしであり、生産者が少なく希少なトウガラシとなっています。
伏見とうがらしと万願寺とうがらしを足して割ったような形で、肩は張っていませんが伏見とうがらしより太いです。やや肉厚な感じも伏見とうがらしと万願寺とうがらしの中間くらいです。
辛味は無く、緑のものは生でかじるとパリッとした食感があり清清しいとうがらしの風味が口に広がります。

【以下はとうがらしについて】
とうがらしは中南米が原産。日本には16世紀ごろポルトガル人が伝えたとされます。

「とうがらし」には鷹の爪のように辛~いものから、ピーマン、伏見、万願寺、鷹峯とうがらしのように辛みがあまりないものまで様々。
それでもやはり辛いとうがらしを先祖にもつので、時々「辛~い」ものに当たることもあります。
万願寺とうがらしや鷹峯とうがらしは「辛いことは全くないのでまるまま焼くのが一番」と言われて販売されるのをよく見ます。が、当たることもあります。。。万願寺より、鷹峯の方が当たる確率は低いそうです。

なお、辛み成分のカプサイシンは、種がくっついている白い部分(隔壁と胎座)で製造され貯蔵されます。
どうしても苦手な方は、その部分をきれいに取り除くのが一番!
でもその部分は温め成分でもあるので、取るか残すか、悩ましいところです。

両方とも、そのまま焼くのもいいですが(炭火焼きなんて最高です)、京のおばんざいの「おじゃこととうがらしの炊いたん(煮物)」もおいしいですよ。ちなみに京都ではピーマンの栽培はきわめて少なく、万願寺や伏見とうがらしなどが好まれて食べられています。

「鷹峯トウガラシ」に関する記事はコチラ↓
http://tagayasiuta.com/tag/鷹峯/

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